注意:以下、若干ネタバレを含みます
画像引用:フジテレビ 様
櫻子さんの足元には~ドラマ第3話。やはり予想通り今回はアニメの第7話~第8話のエピソード。ただ、「都合」なのか、これまた予想通りとはいえ、若干設定に難ありだったというのが正直な印象です。決して悪くはないのですが、なまじ原作・アニメと見ている人にとっては、かなり深い良い話だった為、今回のドラマ三話は普通に良く有るイイ話になってしまった感覚でしょうか。
また、佐々木先生が「偶然病院で出会った女性が捨てた子供を自分の学校で見つける」という韓流なみの偶然は少々難ありかなぁ?と思いました。感動はしますけど。
設定の違い
今回ドラマ第三話の設定では、佐々木先生(モロ師岡)が亡くなり、見つかった遺品を見つける所まではアニメと一緒。そこでドラマは入山勇人(浦上晟周)という高校生が現れる。この辺りは、ドラマをご覧になったアナタならおわかりでしょうが、要約すると「彼の悲しい勘違い」でそれを櫻子さんたちが謎を解いて、勘違いも晴れて感動~という流れ。
櫻子さんが徐々に人間らしさを表していくという流れもほぼ同じような構成になっていました。そして男子高校生は「玲子」が生んだ子供だったという点から、玲子の年齢を推定すると、男子高校生が中学生の頃なので、40歳前後と思われますがこれは後で述べます。
しかし、アニメと決定的に違ったのは
①「玲子」と言うのはアニメでは「夏子」だった。
②アニメ版では、佐々木先生が保管していた「遺品」は「夏子」のものであり、それは佐々木生の姉に持っていく。当然かなりの高齢。その姉の大昔の親友(家政婦)が「夏子」であり、そんな大昔に書いたものだからこそ「短歌」だったのです。
先程書いた通り、ドラマ版の玲子の年齢は40歳前後と思われます。入院中の役者をみてもかなり若い女性です。
●仮に男子高校生が18歳だったとして、佐々木先生が玲子に出会ったのはその4~5年前。
●5年前だとして、高校生が13歳(中学生)とする。
●ということは、玲子が20歳で生んでいたら、佐々木先生が出会った時、玲子は33歳。30歳で生んでいたら43歳。だいたいドラマの見た目通りの年齢になります。が・・・その位の年齢の女性が「短歌」を書くものなのでしょうか?いや・・専攻や趣味は謎ですから書く人もいるんです!・・・・・たぶん。きっと。
※もう一つの推測として、40歳で生んでいた場合は、53歳。この年齢なら短歌もまぁ。そして見た目が若いのは童顔だから。今けっこう50代も綺麗ですから・・・はい、ごめんなさい。
違和感
アニメ2話分を上手くまとめたとも言えますが、キャスティングというより「玲子」の年齢がアニメを見た人から見るとかみ合わない。名前が夏子→玲子に代わっても、アニメでのこの話の主役はおおざっぱに言うと
●「二人の老女」と「佐々木先生」との「大昔の秘密話」
●ドラマは女性の登場が1人になった事で話の「秘密」自体が無くなった
●代わりに、佐々木先生の教え子が実は玲子の子供(高校生)だったという、普通の感動話になった。アニメでの「どんでん返しの秘密」が無くなってボリューム的に薄さを感じてしまう。謎解きやサスペンスが好きな人はこの違いの違和感がおわかりいただけると思います。
次回以降
なんにしろ、ある程度の設定変更は予想通りではあったのでむしろ上手くまとめた方ではないでしょうか。
次回予告では「蝶形骨」「設楽教授」という言葉が出てきました。これはいよいよもって第四話から「花房編」が本格的に始まるのか?まだ4話だよ?!※花房=アニメでの終盤ラスボス。
予想
①話数が進む過程で何度か被害者が出て、じわじわ小出しにして最終話付近まで引っ張る。次回予告の「蝶形骨」の話もチラっとしかやらず、毎回影を少しずつ見せていく。
②次の4話から花房とガチの勝負になる。三姉妹も絡み5話以降本格的になり、アニメを追い越し、決着をつける。
はたしてどうなるでしょうか?
ありがとうございました。