こんにちは。
突然ですが京都へ行っておりました。
今年何でもよいから資格試験合格したら行ってこよう!
と、思い「秘書検定準1級」が無事合格したので行ってまいりました。
そして、むか~し学生時代の修学旅行で京都へ行った際には
恥ずかしい話ですが、全く京都に興味が無く、自由時間は地元の学生と
タワムレテいた次第で、いわゆる「名所」には強制コースをちょぴっと行った
だけでした。今思うと何ともったいないことか!・・・
(当時から日本史が好きだった割に全く興味がわかなかった)
認めたくないものだな。若さゆえの過ちというものを・・・。
そういう事も有って、いつか京都へ行こう!と近年計画しており
この度やっと行ってまいりました。
もし修学旅行で京都へ行く学生諸子がこれを読んでいるなら
ちゃんと見た方がいいよ!
なーんて事は絶対に言わん。
だって興味が無いならつまらん。自由時間はやりたい事をやればいい。捕まらない程度に、人に迷惑をかけない程度に。
年月が経てば、行きたくなったらまた行けばいい。
だいたい私がそうだったのに、エラそうに「ちゃんと見てこい!」なんていえませんわな(笑)
で、まずは本能寺。
本能寺(新)
この本能寺は、地味だけどもけっこう有名なお寺で、名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか?近年では「ほんのーじのへん♪ ほんのーじのへん♪」とかの歌も流行ったので、まず知ってるでしょう。
日本史戦国ファンであればもう言うまでもないこの場所。
住所は
京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522
「織田上総介助信長」が天下統一目前にしながら、家臣の「明智日向守光秀」に討たれお寺も焼失。南無南無。といった場所。
こちらの動画にもありますが、この本能寺は「繁華街のアーケードの中」に普通に有る。
私的にはそれが驚き。いや、日本は他にもそういうの有るだろうけど、ここまで有名クラスがこう街中にあるのは本当に驚いた。これも京都の醍醐味か。
そして、この本能寺。実は織田信長が討たれた場所にあった本能寺ではない。
案内人(ガイド)がいない観光で来た家族ずれ等の方々は、以外と知らないらしいのだが
「ここが信長が散った場所かぁ~」 というわけでは無いので注意。
この本能寺は、その後 豊臣秀吉によりここへ新たに建立されたお寺なのだ。
つまり、ここは 「新・本能寺」
あらら。なんだ。ここが信長最後の場所じゃないんかぁ~・・・
いやいや、信長を慕って来てくれれば場所など関係ないのだ。
きっと彼を弔う心は通じるはずである。(たぶん)
旧本能寺については後述する。
ちなみにこのお寺、本能寺の変で焼失してここへ再建されたわけだが
また燃えたのだ
・・・よく燃える。まぁ日本の古寺ではよくある事なのだが
2度目は 1788年の「天明の大火」(京都史上最大の火事)
3度目は 1864年の「禁門の変(蛤御門の変)」&「どんどん焼け」
これらにより焼失。
特に禁門の変の時はヒドイ。
この禁門の変(蛤御門の変)というのは、端折るって言うと幕末のドタバタで、薩摩藩・長州藩・幕府側らが入り乱れての大坂夏の陣以来の大規模市街戦となった。
その際、この戦闘がきっかけで京都は再び大火に見舞われたのだが、一説によれば
本能寺の場合は、長州藩邸に隣接していたため、長州藩邸の火が延焼したと思われていたのだが、実は火事になるより前に薩摩藩が長州藩邸へ砲撃(恐らく大砲)した際なんと
本能寺に命中して長州藩邸より先にブッ飛ばされた
という何とも理不尽な焼失の仕方だったという。これはヒドイ・・・。
・・・何はともあれ、そんな悲惨な歴史を歩んできた本能寺。
もしこれから訪れる人は、信長だけではなく近世幕末での試練にも思いを馳せて見学してほしい。
本能寺(旧)
次に、こちらの本能寺はさっき書いたように「織田信長」が散った場所であるが、なにぶんもう寺そのものが無い。完全な「跡地」石碑があるのみ。
ご覧のように、敷地脇に石碑を残すのみ。
(上が新しい石碑 下が昔からある石碑)
住所は
京都市中京区元本能寺南町
現在は養護施設となっており、お寺の面影は全くない。もちろん他の京都名所のように観光客でにぎわってもいない。地味だ。
しかーし
この「地味さ」がわかってこそ真の「歴史通・信長ファン」と言えよう。
誰もいない路上で、この石碑をひっそりとカメラに収める。うん。
さらに安心してほしい。何もないとは言ったが、多少は店の何件かはある。仮にも市街地である。
私は行っていないのだが
まとめ・宿など
いかがだっただろうか?本能寺だけでも楽しめる。というのは大袈裟だが、新旧両方の「本能寺」へと赴いて思いを馳せるのもよいだろう。観光ルートとしては日本史が少しでも好きであれば是非行ってみたいと思うはずだ。
新本能寺と旧本能寺は距離約600m 歩いて行けない距離ではない。実際私は歩いた。京都の裏通りをぶらっと散策するのもオツである。そしてなんと、本能寺跡地から二条城も歩いて行ける!
なので、もし可能であれば、堀川3~7条近辺のホテルに泊まれば、新旧本能寺と二条城が徒歩で行けるので効率がいい。
団体ツアー等であれば以下は必要無い情報だが、もし個人で行く人は参考にしてほしい。
私は安価なビジネスホテルにしたのだが、こちらの 京都堀川イン
非常に移動の勝手がよくオススメである。京都駅へは「9」か「50」のバスに乗れば良いだけ。市内線のバスは1日パスポートが500円なので、その日3回以上乗るなら買っておいた方がよいだろう。
もう一つおまけに、私の場合京都駅から 京都堀川イン へバスで戻る途中、ホテル3つ手前のバス停がこれまた大モノ「西本願寺」である。そこで降りて満足したらまたバスで帰れば良い。1日パスポートがあればバスは何度でも利用可能。
自分で名所廻るのは面倒な人は 京都定期観光バス がおすすめ。ただし、相席や時間制限は当然ある。私はめっちゃ使った。楽だ(笑)
とりあえず行っておこう→定期観光バス
じっくり見たい場所→自力(バスや徒歩)
私の場合こんな感じだった。
最後に、公共機関~特にバス~は混雑時期・時間は「乗れない」事もあるので注意。ホテルの人に助言をもらうのもテだ。
京都は本当に素晴らしい土地だ。歴史観溢れるのは当たり前なのだが、人も気さくで大阪とはまた違った良さがある感じ。ぜひまた訪れたいと思う。その時は京都府民の皆様、よろしくお願いします。