最近、太陽活動が再び活性化に転じているとこの前も書きましたが
なんと、6日の11時53分に
X9.3の大規模フレアが発生
した模様です
過去にも大規模フレアは何度もありますが、今回懸念されるのは
こっち(地球)向いてる時に起こった
という事です。
例えば、黒点群が地球の正面向く前や、去った後であれば、それほど騒ぐ必要もないのですが、今回は
↑この赤丸の「黒点群2673」という所から発生しました。
(spaceweather.com)
”正面”といえば正面。微妙なかんじですねぇ・・・
次に、地球への影響は?
地球への影響
ところで、太陽の”光”
これは、誰でも当たり前に感じてる、ごく当たり前の光ですが
文字通り”光速”の速さで地球に到達しています。
約8分前の光なんですね。
ですので、例えば
夜空に見る「オリオン座(β)」を眺めている時などは
「ああ、今こうして見ているあの星の光は862年前の光なんだなぁ・・・」
などと思いながら夏の夜空を見上げるのも、けっこう感慨深いものです。
カップルの方。特に男性は、二人で夜空を眺めている時に、彼女へそんな「つぶやき」を入れるとかなりの効果が見込まれます。(推測)
で
太陽フレアの場合ですが、これの何が問題かと言えば”光”ではなく”プラズマ粒子”なのですが、これが宇宙にブォアッっと放出されたわけです。大量に、濃厚に。
そこに地球が突っ込むと言うべきか、向こうが来ると言うべきか、とにかく接触する可能性があると。
で
いつ頃なのか?というのは「だいたい2~3日」という事のようです。
6日に発生して2~3日という事なので9日、安全を見て10日位までは警戒が必要なのかなぁ、と。
で
どういう影響があるのか?
これは、現段階では一言で言えません。なにせ「不明」らしいので。
x9.3が発生した時↑(引用:NASA)
しかし、起こりやすい事といえば、順にまず
通信障害
これが真っ先にあげられます。
たとえば携帯・スマホがつながらん!とか。
(これは実は過去にちょこちょこ有るらしいのですが)
次に、その他の電子機器の異常や大停電
これは、発電所がヤラレルといった具合ですが
過去にあった大停電は
があります(カナダ)
発電所がぶっとんでしまったんですね。
また、当時1989年は、まだ携帯電話やインターネットも普及しておらず、いわゆる情報化社会とは言えない時代だったのですが
(まあ、こういった時代です)
あのカナダのクラスが今回起きると、それはもう大惨事となる可能性があります。
予想される混乱
①携帯・スマホ使用できない。
②電気が使えない(大停電)
③電車(公共移動機関)が運休
大きな所でも3つありますが
特に②に至っては、混乱が無限に予想されます。
恐らく復旧に時間が相当かかるので(なにせ発電所が”焼き切れる”ので)
自家発電などは、限界があります。電気が使えないと
・ATM使用不能
・医療機関で不具合
・テレビが見れない
などがあげられますが、社会的に混乱するのはこれだけでも明らかです。
当然まだまだあります。
また、機器やネット網が無事であれば、スマホやラジオも使用できるかもしれませんが、発信側に問題があればやはり何も受信できません。
何にせよ、一番困るのは
「何が起こっているのかわからない」
ということでしょうか。
現代社会が、原始時代に突然タイムスリップしたような状態を想像していただければ、混乱の規模がわかると思います。生鮮・冷凍・冷蔵食品は数日で全滅。暴動にもつながります。
しかし、さらに予想を超えた強力な太陽フレアだと・・・・・
これは、ニコラス・ケイジ主演の映画(©ポニーキャニオン)
「ノウイング」の一場面ですが
地球上の「電子機器の完全なる破壊」と言う事が瞬間的に起こると
こういった事が有りえます。
しかし、今回ここまで「映画級」の事が起こる事はないでしょう。
この先1,000年以内などではわかりませんが・・・
さしあたって、通信障害や
私が一番懸念するのはやはり
プラズマ荷電が地球の地殻に及ぼす影響=地震
の心配です。こっちの方がすごく気になるわけです。
以前から、太陽活動の活性化や9月の惨事についても書いてきましたが
まさかこういったX級フレアの噴出が起ころうとは、予想外でした。
やはり今月は、いつも以上に自然災害に警戒感をもって過ごしていきたいと、思っております。
ありがとうございました。