工程能力指数
どうでしょう、QC検定 3級の勉強は皆さん捗ってますか?
今日はもうね、これだけ。これだけ覚えましょう。
「CP」~わかってると思いますが、工程能力指数と言います。
この計算がわからん!って言う人、たぶん混乱してしまうのだと思います。
まず
Cp=(上限-下限)÷6S
↑これはまだ見ればわかる方だと思いますが、これを・・・
↑こういう図式とか、参考書で見かけるから皆さん「拒絶反応」を起こして混乱してしまうのではないでしょうか?試験本番間近ということもありますが、こまけー事は言いません。
上側とか下側とかありますが、もう単純に考えましょう。
さっぱり「?」な人専用です!何も考えず心を広くもってす全てを受け入れて下さい(笑)
問題文に
・規格幅
・平均
・標準偏差
・分散
これらの語句が出ていれば、後は当てはめるだけです。
Cp=(上限-下限)÷6S
これの(上限-下限)の部分が規格幅です。
「上側規格が+3 下側規格は-3」 とか
「規格幅は±3」とか書いていますが、意味は同じです。
なんとなく、±3とかの方がイメージしやすいでしょうか?
そして、この(上限-下限)の部分 「±〇△の2倍」って覚えちゃいましょう。
意味はいらない!とにかく2倍!
(というのもアレなので、簡単に説明。単にその2つの数字が”いくつはなれているか?”という事。±というのは、0を基準にプラス側 マイナス側に同じ数だけ2方向、つまり2倍すれば良い)
例:±10
±10は片側10個で20になるでしょう?10x2=20と覚えちゃいましょう。
±4だったら8! ±2だったら4!
「上側規格が+5 下側規格は-5」だったら10!
ただし、上限と下限の数字が違う場合、例えば
「上限規格が+32 下限規格が-12」とかいう場合は、素直に32-(-12)=44と計算しましょう。※ 32から「マイナス12をひく」~この辺がわからない人はリクエスト下さい。
ともあれ、これで
Cp=(上限-下限)÷6S
あとは「6S」だけですね。
Sというのは「標準偏差」でして、問題文に書いてあればラッキーですが、最近はあまり無いでしょう(悲) s=1.0だったら、6x1=6です。s=2.0だったら
6x2=12です。s=1.3だったら6x1.3=7.8です。
聞く分には簡単でしょう?実際簡単です。冷静に順番にやれず、慌てるとわからなくなりますので、注意しましょう。
工程能力指数 CP 例題
では、例題です。
「製品規格13±0.1cm。標準偏差は0.05の時のCPはいくらか?」
Cp=(上限-下限)÷6S にあてはめましょう。
13±0.1とか書いてますけど、さっきの事から(上限ー下限)は
一瞬で答えれますね!
13なんてどうでもよくて、±0.1だから 0.1x2=0.2です。
(実際、13.1 と 12.9 は、どれだけ離れてますか?という事です。)
で、6SのSは 0.05 という事で
0.2÷(6x0.05)=0.6666 答=約0.67 となります。
ちなみに、CP(工程能力指数)は
・0.67はダメ(不良品がたくさんできてしまう)
・1.33以上は〇(良い)
・1.67以上は◎(充分)
0<1.33<1.67 ダメ 良い 最高 みたくサラっと覚えましょう。
※ダメの見本として答えが 0.6666が出る事も多いです
最後に、とにかく慌てず焦らず
試験というのは、焦って普段は引っかからないような事でも後から「あ~なんで~!」という事は多いです。こちらの記事を参考に「文章の引っかけ」への「免疫」を培っておきましょう。
最後になりますが、焦ってあわてて、マークシート1段間違えて記入とかも
けっこう有るようなので注意。
電卓・筆記用具忘れる人、遅刻する人 1~2%必ずいます。
オモシロイ位必ずいます。
100人の会場だと1~2人 300人の会場だと5人とか
ほんっとに面白いくらい統計的にいます。感動すら覚えます。
しかし、ここをご覧の皆さまは、絶対そうならないように!
本番は皆さん頑張ってね!
※リクエストがあれば まだ継続していこうかとも思います※
ありがとうございました。