
突然の遺産相続って困りますよね?
私は3年前になりますが、突然の「遺産相続」の知らせを、名も知らぬ親戚・名も知らぬ弁護士より聞かされ、最初は右往左往しましたが、相続放棄の形で突っ走り、弁護士に頼む事無く何とか自力で解決したので、似た境遇の方の参考になれば幸いです。
通常、相続放棄というのは
・特定の相続人に遺産を集中させる
・他の相続人と争いたくない
この2つがメインらしいのですが、私の場合後者になります。
私は現在北海道在住ですが、生まれは東京で、幼少の頃に親の事情(離婚)で
母に付いて行くことになり、再婚相手先の北海道に越してきました。
つまり、東京の私の実の父親が死亡し、その実子たる相続権が有る私に、他の相続人が
血眼になって阻止を仕掛けてきたものです。どうも離婚しても相続権は実子から
消えないらしいですね、まったく。
上の例図で言うと、亡くなった「被相続人」が私の母と離婚した私の実父です。
当時は兄弟はいませんでしたので、私は左下の「子A」なのか「子B」なのか
腹違いの兄弟がその後できたのかは、よく知りませんが。
どうも仕掛けてきたのは図の右側の連中~東京に住む兄姉親子&その一派&黒幕
らしいのですが・・・・・
向こうの弁護士を通して
・家系図
・死亡した実父親の医療代金領収書
・諸々の領収書(病院通いのタクシー代とか)
これらと、小難しい文面と、まだ何かあった記憶が有りますが
とにかくものすごい量の領収書は記憶に残っています(笑)
最初はこれらを、北海道の私に遥々送り付けてきました。
どうも、私の母親自体は離婚して、相続権は無いのであまり関心がないようで
(オイ!)まるで他人事だったのでした。
親の離婚後も私に相続権が有るのは、血を分けた実子たる事である為のようですが
なにぶん、実の父親とは30年以上も付き合いも無く殆ど他人で、うっすら顔は覚えていますが
ましてその兄姉等となるともう全くの他人、見ず知らずの人です。
お金というのは怖いもので、見ず知らずの相手にも平気で喧嘩を売ってくるように
なるみたいで、書類を送られてきた封筒に書いてある弁護士事務所を検索したら
すぐに出てきました。悪い評判が(笑)おいおい、こんなのと組んでるからには
「ビタ一文お前には渡さん!」的なノリですか?ああ、それであの当てつけのような
領収書の山ですか、と納得したのでした。
おまけに、後日別途手紙が届き、遠回しに
相続分があるのだから、前回送った領収書の代金(約500万強)を
近いうちに払え!と(笑)何をおっしゃるか。ごひゃくまんえんとは。
怒る前に笑っちゃったんですけど、同時にこれは真剣に対処せねばと
一念発起したのでした。
まずどうしようか?
※これから書くことは、あくまで私のケースなので、参考程度にお読みください。実際の手続き等は弁護士さんに依頼すれば、労せず間違いも無いと思います。でも高いです(笑)
まず私がしたことを順に。
①届いた書類をもれなくまとめる
②何をどうしたら良いかわからないので、とりあえずうちの近隣の家庭・簡易裁判所へ行く
ここで①は当たり前として、②は私の地域が田舎なのもあって幸いしたのか
家裁の職員さんは、非常にラフで近所の良いオヤジさんといった感じで
事情を1から話して手続きの手順を説明して頂きました。
当然「メモ」は忘れずに!
家庭裁判所で私が聞いた事、言った事は
①聞いた事は、相続放棄の手順
②言った事は
「1億円もらうつもりもないし、1円も払うつもりも無いです。とにかく巻き込まれたくない」
という事でした。
やはり裁判所の人といった感じでしょうか、正義感が強いようで
ひどく同情していただき、合計で3回ほど、確認等を含めて
伺わせていただきましたが、毎回快く詳しく助言をしていただけました。
(いなかの暇な裁判所では、東京の親戚とこういう事が起きるのは、けっこう大きなネタらしい・・・・ような事も仰ってましたw)
今回はここまでですが、後日「素人がやった手順の流れ編」を更新したく思います。
ありがとうございました。