宇宙戦艦ヤマト2202 ファンの皆様はもうご覧になりましたか?
私はまだですOrz (冒頭10分は見ましたが・・・)
今回は、私がむかーし疑問に思い、少しハマった
「白色彗星の速度」
についてです
※これにあたり、山田高明氏の「宇宙戦艦ヤマト解体新書」
という書籍で 詳細に語られていて、私がやっていた事をさらに
諦めることなく深く追求していた事に敬意を表し、一部引用元とさせて頂きたいと思います。
白色彗星の速度
これは私が学生の頃、疑問に思い算出途中で諦めたものの一部です。
宇宙戦艦ヤマト2の15話~16話で、白色彗星がテレザート星宙域へさしかかった時の
テレサと真田様の言動から
・白色彗星はテレザートへ3,000光年
・地球へ23,000光年の位置。
・速度は50宇宙ノット
・テレザート星まで3日
。地球まで45日
という事がわかります。
私はここで、「ん?3日で3,000光年なら、30日で30,000光年?なんで45日?ああ、白色彗星の速度は変速するのね。なら速度は出せないね」となってさじを投げてしまいました。
しかし、かの山田高明氏はさらに深く検証しておりました。
基準を
・テレザート→地球=20,000光年 50宇宙ノット 42日
とし、そこから
・50宇宙ノットの日速=20,000÷42日=476.19光年
・50宇宙ノットの時速=476.19÷24=19.84光年
・1宇宙ノットの時速=19.84÷50=0.3968≒0.4光年
という所まではじき出しています。
また、そもそも「1光年」というのは
「光」が1年かかって到達できる距離=途方もない距離なのです。
そこからわかる通り、1宇宙ノットの時速=0.4光年というのは
光が一年かかってやっと到達できる距離を
たかが3時間弱で走破してしまうという恐ろしい数字なのです。
1宇宙ノットでこれですので、白色彗星の「50宇宙ノット」というのは
つまり
50宇宙ノットの日速=476.19光年というのは
いわゆる光速の・・・173809.35倍
(476.19×365=173809.35)
という 17万倍という、わけのわからない驚愕の数値になります。
そりゃそうです。1日で光速の476倍すでにイッってるわけですから。
(ちなみに、1宇宙ノット=光速の3476倍~173809.35÷50)
そんな途方もないスピードで白色彗星の中の人たちは大丈夫なのでしょうか?w
まぁ、それだけの科学力であり、特殊相対性理論からすれば、恐らく
年もとらないのでしょう。若返ってるのかも。
引用:東北新社 様
実はトンデモない速度のヤマト
しかし、それだけでは済まず、ヤマト自体も
「ヤマト、27宇宙ノットで太陽系へ突入~」 など完結編冒頭を初めとし
とてつもないスピードで航行しているフシがあります。
先程の、1宇宙ノットの時速≒0.4光年(日速=9.6光年)
という事から
27宇宙ノット=時速10.8光年・・・・
1宇宙ノット=光速の3476倍から
27宇宙ノット=光速の93,852倍
光=秒速300,000km x 93852
つまり、27宇宙ノットの秒速は
28,155,600,000km
(にひゃくはちじゅういちおく)
注:「1秒で」です。
ちなみに
光=秒速 300,000km
地球~冥王星間=5,765,500,000(約57億km)
57億÷30万=19,000秒=約320分
光の速さでも、約5時間半くらいかかります。
つまり
「27宇宙ノットで航行中のヤマト」は
約0.2秒で、冥王星→地球へ到達する事になります。
(5,765,500,000÷28,155,600,000=0.20477)
そんなもん、防衛軍司令部のオペレーターが
長官へ報告中に既に地球へ到達してるわ!っつー事になります。
ヤマトワールドは無敵(笑)
このように、かの山本高明氏が曰く通り
「ヤマトワールドでは、アインシュタインの理論など笑止でしかなく
追及すれば矛盾に耐え切れず自爆する」という事に合点がいきます(笑)
私はしょっぱなで、ある程度納得(挫折)しましたが
かの山本高明氏の深く追求した成果には改めて敬意をはらいたく思います。
こんな突進の仕方をしてくる、白色彗星の前に立ちはだかったアンドロメダ地球防衛艦隊は
勇敢であると言わざるをえません。私なら0.2秒で逃げます。
ありがとうございました。
引用:東北新社 様
全体引用:山田高明様「宇宙戦艦ヤマト 解体新書」